破産経験をブログで書いてきましたが、今回はうつ病について語ろうと思います。
うつ病は、最近までは「甘え」とも言われることがあり、世間的にうつ病と言う病気が認められるまでには長い年月を必要としました。
近年、芸能人をはじめ数多くの人がうつ病を告白し、治療をする姿がメディアなどでも多くみられます。
また、近年コロナ禍をはじめ、生活苦が続く現代では、うつ病によって破産を迎え、任意整理などの破産手続きをする方が多いと言われています。
現代のうつ病と破産
現代には、多くのストレスが隠れています。
私は、うつ病にかかる人は、心が弱いわけでは決してないと思っています。
心が疲れてしまう位頑張りすぎた人だと思っていて、その結果、うつ病と言う病名が付けられるのです。
うつ病を発症すると、仕事はおろか日常生活もおろそかになっていきます。
そんな中、生活する能力が著しく失われるほどの症状を発症した場合、生活が苦しくなったと言う理由で自己破産をする場合があるでしょう。
うつ病が理由で、支払い不能と認められた場合、破産手続きを取ることが可能です。
しかし、うつ病になったから自己破産をするという考えは少々気が逸り過ぎかと思います。
仕事が出来なくなり、借金や日常生活が苦しいとなった場合は、生活を見直し、経済の管理をし直すためにも破産手続きを検討するのは一つの方法です。
しかしその場合は、まずは任意整理などの債務整理から検討してみましょう。
仕事を休んでいても、手続きをする目られる場合があります。
破産手続きは、簡単なものではありません。
うつ病を発症している場合は特に、書類の提出等難しい手続きもあるので、やる気になれなかったり、どうしてもできないこともあるかと思います。
私は、破産手続きの際うつ病ではありませんでしたが、手続きが億劫になったり辛いこともありました。
健康な人間でさえそう思うのですから、破産というのは大きなストレスになることがあるでしょう。
すぐ「自己破産だ」とならず、また、自己破産に対して過剰な負の感情を持たないようにすることはとても大切です。
また、何より大切なのは、うつ病になって働けなくなったからといって、安易に借金に手を出さないと言うことです。
近年、スマホで完結できるキャッシングも増えており、家にいながら手軽にお金を借りられる環境は増えています。うつ病になった時、何より怖いのが働けなくなってお金が無くなる事でしょう。
そうなった場合、職場に在籍さえしていれば手軽に借りられるキャッシングは魅力的に映るはずです。しかしその行為は、破産への第一歩となってしまうでしょう。
悪循環を防ぐためにも、うつ病になったら周りの人を頼るなど、借金をしないで済む方法を模索するのがおすすめです。また、万が一支払いが苦しくなった場合は、早めの破産や任意整理の手続きを進めるのが良いかもしれません。