今後の大不況 インフレでも給与をあげにくい…

どうやら2023年も事業者にとって苦しい1年になりそうです。

ニュースやネットを見ていると、
楽観的より悲観的なものが多いです。


無根拠ではなく肌感覚で実感できる根拠が多く、
2023年も今まで以上に丁寧にいきます。

 

価格の上昇
2022年の後半から本格的な値上げが続いています。

値上げで苦しむのは、年金暮らしなどの所得が固定された人たちです。
実は近年、年金だけで生活している高齢者が減っているというニュースもあります。

「年金だけで生活する高齢者」たった2年で4世帯に1世帯へ半減。割合を円グラフで比較(LIMO) - Yahoo!ニュース

 

値上げに高齢者も対応しようとしている表れかもしれません。

値上げに対して企業も給与を上げようとする動きがあります。

重い腰の高齢者が動いているので、多くの企業も動きを見せることを期待しています。

 

悪いのは『値上げ+不景気』のセット

値上げが開始されて所得が変わらない(もしくは変わるかどうか分からない)状態だと、買い物を慎重に実施することになります。

300円で買えていたものが値上げで330円になっていたら、今まで一回で2個買っていたら1個に減らそうかとなるのが心情です。

 

この慎重な消費行動が広がると不景気になります。

企業の値上げの背景には、原材料やガスや電気などの価格があります。

 

いわゆるコストは上がっている状況で、従業員給与も上げることを期待される状況です。

売れないからと言って値上げした価格を戻す(値下げ)は簡単ではありません。

 

そんな中で資金調達環境は悪化

売れないしコスト高になったら、企業や事業者が頼るのは資金調達です。

設備やIT投資によって業務生産性を改善するか、広告を実施して売上をあげるなどの対策のための資金調達です。

 

資金調達にも簡単な時期と難しい時期があります。

そして、2023年は資金調達が難しい時期になります。


ゼロゼロ融資は2022年3月終了済

コロナ禍で進めたゼロゼロ融資は、2022年3月末で終了しています。

ゼロゼロ融資は、コロナ禍で売上が下がった企業の事業回復のための資金を融資するものでした。

 

お金を出したのは、日本政策金融公庫などの政府系金融機関と銀行などの民間の金融機関です。

このゼロゼロ融資が停止以降、企業の破産件数が増加傾向が続いています。


金融機関は資金提供したがらない?

銀行などの金融機関は、先々不景気になる可能性と足元で実際に起きている企業の破産増加から資金提供に消極的になります。

価格が上がることは一般的には金利が上がる要素です。

そもそも融資などの資金提供をしたいと考える金融機関は少なく、かつ金利は上がっていく可能性が高いという状況が予想されています。

 

2023年は慎重に

そう思います。