失敗の法則その①

『失敗』

 

誰でもしますよね。どんなに有名な敏腕社長でも『失敗』しない人はいないでしょう。国民から選抜された精鋭であるはずの政府ですら、後手後手、失敗を繰り返しているのですから、私たち一個人が失敗しないで歩くという事は不可能です。

 

このブログのテーマでもあります自己破産。これは失敗の代名詞と認識されていると言っても過言ではありません。ですので、倒産社長のしくじりブログというタイトルで自ら失敗者を名乗っているわけですが……

 

『失敗』の裏には、必ず『挑戦』が隠れています。何もしなければ失敗なんてしないのです。しかし、何もしない事自体が失敗になったりもするのが世の中でもあり、失敗は至るところに存在します。

 

今回は、その失敗をしない、繰り返さないための心構え、コツを、私なりにご紹介したいと思います。

失敗しまくっている、しくじりまくっているからこそ見える、言うならば『失敗の法則』です。実は、何度も大失敗を繰り返していると、失敗する前に失敗すると気付いていて、あえて進んで失敗したりします。

 

その辺りは、人の心の矛盾でしょうか。探求心や顕示欲という本能に負けた結果ですね。

 

その辺りも踏まえてご紹介したいと思います。

 

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石橋を叩いて渡ると言いますが、そもそもその橋が石橋でなく、木の橋の可能性や橋がかかっていない可能性もある事を知るべきなのです。

 

次の展開を想像する前に行動してしまう

あるあるではないでしょうか。感情的になってしまって、次の展開や今後の影響を考えずに行動してしまったパターンは、いわゆる後悔に繋がりやすいと思います。

これはビジネス、プライベート問わずに失敗する大きな要因と言えます。

 

どんな人でも喜怒哀楽は存在します。他人に見せていないだけで、自身を振り返れば腹腸煮えくり返っていた事や、悲しく投げやりになっていた場面は多々あるでしょう。

そういう心境で行動を起こす事が、失敗に繋がります。

 

感情が動くのは自然な事であり、これまでの人類の歴史で、喜怒哀楽がなくならないのも必要性があるからです。動機付けの起源は全て、この4つの感情ですので、その感情自体が悪い訳ではありません。

 

しかし、感情に任せて、その勢いで答えを急いだり、行動を起こしてしまう事がリスキーなのです。

 

その対策としては、下記の方法が有効です。

感情的になったら落ち着くまで結論を出さない。行動を起こさない。

感情的になった理由を分析、明確化して、何故感情的になってしまったのかをはっきりさせ、自分で納得する。また、判明した理由について、改善できる点は改善する。

第三者視点で再度、状況を確認する習慣をつける。

 

感情的になった自分は責めなくて良いです。人なのですから、当然の摂理です。

 

納得の行かないまま前進する

これも意外と陥りがちな失敗パターンです。理由はどうあれ、自分に偽ったり、納得の行かないまま、物事を進めると失敗します。

生活のために我慢するなどのケースもこれに当てはまり、その打算、妥協は失敗を後回しにしているだけにすぎません。

 

後回しにすればするほど、『困難』という物は雪だるまのように転がり、大きくなっていくものです。

結果、踏ん張り過ぎたため、大きくなってしまった『困難』に飲み込まれて、最初の段階なら小さな失敗で済んだものが、取り返しの付かない失敗になるなどが起こります。

 

人間の直観力というのは、想像以上に危機回避能力が長けています。直感的に納得がいかないのには理由があるのです。

 

この対策については下記の通りです。

・どうしたら納得がいくのかを検証し、その状態にできるか検討する。

・「仕方ない」、「我慢」など、思考しないで済む一言で片付ける癖は捨てる。

・常に自分の幸福、どうしたらいいかを考える癖を付ける。

 

この他にもいくつか大きな『失敗の法則』はありますが、今回はこの辺で。