もし首都直下型地震が来たならば

アベノマスクなんて無駄な物をばらまいたり、Go to キャンペーンという段取りの悪い政策を打ち出したり、政権うんぬんに興味のない私ですら、行き当たりばったりな姿に呆れてしまっています。

 

それだけ平和だったんでしょうね、日本は。

 

さて、そんな平和な日本を突如襲った新種のウィルスが猛威を振るい、停滞する梅雨前線によってもたらされた豪雨は災害クラスとなり、日々広がる感染に怯え、他人の目に怯えて生きる私たちです。

 

忘れてしまいがちですが、本来はオリンピックイヤーで経済は潤う予定でした。それを見通して投資した方々も何人も知っていますが、延期となった今、その経済損失は計り知れません。

 

続けて、忘れてしまいがちですが、PCR検査の精度ですが、約50%です。50%は偽陰性となっている事を忘れていませんか。抗原検査は、それよりも精度が落ちるのです。果たして、偽陰性はどのくらい市中に広まっているのでしょうか。

 

しかし、悪いニュースばかりではありません。

 

ワクチンが想像の4倍の速度で開発が進んでいるそうです。完成すれば、インフルエンザのような存在のなるのでしょうか。進化が異常に早いといわれるコロナウィルスに、完成したワクチンが効けばの話ですが……

 

飛沫感染と言われていたコロナも、今では空気感染の可能性を否定できない見解に変わりました。

 

さて、こんな未曽有の事態に晒されているため、影を潜めていますが、地震が頻発している事をご存じでしょうか。

 

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どのくらいの回数が起こっているのか。

 

M5.0地震の20%は日本発

地震国家日本と呼ばれますが、それも納得の行く数字ではないでしょうか。国連加盟国は現在193か国あり、その全てで起こったM5.0以上の地震の内訳で、20%は日本発というのですから、地震国家と名乗っても誰も否定できないでしょう。

そんな日本で、1月から7月までに起こった地震の数は、なんと約1100回です。震度1などの小さな物も含めていますが、平均しても一日5回以上はどこかで起きている計算です。

大震災直前は、その桁が変わって来るので、今すぐ何かが起こるという事はないと思いたいところですが、地震という現象は通り過ぎる事はありません。必ず起きるというのがネックなんです。

それがいつなのか、専門家たちでもまだ予測できないほど、地震というメカニズムは未解析なのです。その点、解析が進んでいるコロナの方がまだ良いかもしれません。

 

東京都民約1400万人

日本の人口は、約1億2600万人です。その約11%は東京都で締めています。富裕層や大手企業、銀行に行政、権力という権力は東京に集中しています。

もし、首都直下型地震が起きた場合、昨年末の試算で死者2万3000人経済損失95兆円と言われていました。だいぶ少なく見積もっていると思いますが、その予想にはコロナウィルスのダメージが加味されていません。

もし、この数か月で起こってしまったら……

 

様々なコロナ弊害

いざ起こった時に、交通網が遮断され、救助の手も指揮系統が都心部に集中している事から混乱が起こる事でしょう。決定権のある権力者の方が被災され、連絡が取れないかもしれません。後手後手に回りながらも、何とか対応したとしましょう。

しかし、災害時に大切なマンパワーであるボランティアを集めるのが困難という場面に直面します。何故なら、感染リスクが高いため、よほどの使命感に燃えない限りは、居住地からの制止に見送る方が多いと見込めるからです。

さらに、ただでさえ、コロナ患者によってひっ迫している病院に怪我人が運ばれます。この規模の災害での怪我人の収容です。まさに医療崩壊です。結果、コロナの拡大につながる事でしょう。

その上、人口密度の高い東京だけに避難所も三蜜状態どころか、満員電車状態に陥る事でしょう。コロナを避ける事はもちろん、軽犯罪や性犯罪などが蔓延っても管理し切れない混沌がそこにある事でしょう。

素人の私が想像するだけでも、これだけの弊害が目に浮かびます。二次災害、三次災害でどれだけの方が命を落とすのか、想像できない世界です。経済損失など鉄道や空港、テーマパークや博物館など、起きる時間帯などによっては円がデフォルトするレベルではないでしょうか。

 

先手を打たねば倒れる

自己破産も同じです。そこまで全体の経済が追い詰まってしまえば、自己破産自体が成立しなくなる可能性もあります。迷って苦しんで、さらに不運に見舞われて、諦めた結果、時すでに遅し……では目も当てられません。逆に、全てが白紙になる可能性もありますが、なってみないと何とも言えません。

ビジネスでも恋でも遊びでも全て同じです。『先手必勝』と言われるように、先手を打ち続ける事が大切なのです。先手を打っても、こういう大災害はどうにもなりません。ならば、大災害が起こるであろうエリアから離れた場所で生計を立てる、という選択をする事が最も重要な『先手』になるのではないでしょうか。

 

もしを想像して、『先手』を打つ事。これが大切です。