お元気でしょうか。
新型コロナウィルスとの闘いもさることながら、経済はもちろん、先の見えない恐怖との闘いによって、潜在的な不安は世界中に溢れ、国際情勢すら緊迫しております。こんな状況下で、争っている場合ではないと思いますが……
マスク警察などと呼ばれる偽善者が蔓延る異常事態は、市中感染だけでなく、市中問題を起こしています。私はいつも思います。気になるのなら、文句を言わずに黙ってマスクを渡せばよいのではないかと。
さて、今回は異常事態は異常事態でも、異常気象の方です。6月、7月と日本列島を襲った停滞した梅雨前線による豪雨は、記憶に新しいと思います。
こういった異常気象は日本だけでなく、世界中で起こっています。
永久凍土が溶けている
ご存じの方も多いでしょうが、シベリアを始めとした北極圏では、温暖化が進んでいます。緯度にかなり差があるにも関わらず、現在、シベリアは最高気温38度という、史上最高気温を叩き出している状態です。
人間が人間に必要な形にばかり物質を変換し過ぎているため、地球全体の物質のバランスがおかしくなってしまい、それを調整するために様々な現象が起こっているのでしょう。
フランスなどでも45度、インドでは50度を超える気温を見せ、世界中で史上最高気温を更新している状態です。
昨年も、メキシコでは信号機が溶けて倒れるなどというニュースもありましたが、年々異常気象は深刻化しています。
洪水被害は世界中で
当初、九州だけで終わると思われた豪雨災害ですが、その勢力は移動しても衰えず、中日本、東日本と大きな爪痕を残しました。
しかし、その異常な豪雨は日本だけではありませんでした。
中国では、長江流域で大規模な洪水が起こり、面積にして日本の五倍、被害人口約3,000万人という耳を疑うような事態になりました。
ネパール・バングラディッシュでは、大規模なモンスーンによって増水、浸水が起こりました。この時、バングラディッシュは、国土の3分の1が浸水という驚愕の事態に見舞われました。
インドネシアのスラウェシ島でも、3つの河川が同時に氾濫し、大規模な洪水となり、甚大な被害が出ていました。
安全な場所とはどこか
自己責任で失ったのなら納得もいきますが、こういった災害などで家財を失う、家族や仲間を失ってしまった場合、その憤りはどこにぶつければよいのでしょうか。
残念ながら、ぶつける場所はありません。家財なら災害給付金などである程度は何とかなるかもしれませんが、家族や仲間はお金ではどうにもなりません。
災害が失うのは、目に見える物だけではなく、自分自身の中から『気力』を奪います。
報道こそされませんが、コロナや自粛はもちろん、この災害によって自己破産、倒産手続きをしている人は後を絶たず、戦後かつてないほどの不景気になっているという見方も聞こえます。
では、安全な場所とはどこか。それを知れば、ある程度の被害を避ける事も可能です。それには自分の住んでいる場所、その地域の気候、近隣の河川や山の状態など、リサーチしておく事が大切です。
描きたい未来とワークバランスから導く
しかし、『安全』と一言で案内できる場所は、残念ながらありません。何故なら、仕事が得られる場所でなければ生活ができません。これは、このアクションを行う方の個人スペックに依存するため、何も情報がない状態では案内できません。
さらに長期的に見ると、異常気象はどう変化するのか、全く予測できないのもあります。まして今回、世界を脅威の渦に落とし込んでいるコロナのような疫病もまた然り……予測不能だからです。
しかし、自分のできる仕事、職種、業態をセレクトできる地域に限定して、目の前に迫る災害、例えば『首都直下型地震』などは避ける事はできます。今後20年間で、大きく日本を揺さぶるのは間違いなくこれでしょう。
安全をマージンする他の方法としては、多種類の業態で収入を得るようにする事。今は様々な働き方、販売方法があります。それらを利用して、従来の『社員になる』という思想ではなく、ひとつの会社、仕事から生活の全てに必要なお金を稼ぐのではなく、数か所、異業態から稼ぐスタイルが理想だと思います。
特に現在、飲食や観光などの接客を伴うサービス業一本の方は、いつ自分の居場所がなくなるか分かりません。コロナ感染一発、間が悪くメディア報道などされてしまえば、それだけで今までの努力全てがパーです。
これからどんな生活を描きたいのか、それにあたってどのくらいの収入が必要なのか、それをどのくらいの比率でどう振り分けるか。
こういう機会に、真剣に考えてみるのもいいかもしれません。