新規事業立ち上げ

一度でも開業、独立してしまうと、人の下で働く事や、組織に属すことに抵抗を覚えるのではないでしょうか。

 

そうなると当然、頭に浮かぶのは、新規事業立ち上げ。世間的に成功者と呼ばれるのは、基本的には社長です。

 

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成功するための本や動画、さまざまありますが、実際に成功と失敗を味わった身分からすると、どれも思い込みに縛られているように感じます。

 

ここでは皆様に、一つだけ成功の秘訣を教えたいと思います。

それは…

 

です。

 

スキルや技術は努力に比例しますが、成功や知名度はその限りではありません。生まれながらに名家だったり、富豪だったりするのは努力でしょうか。

 

このことからも、金銭や社会的信用という要素にとって重要なのは、運であることが証明されます。

 

倒産や自己破産というマイナスな結果を招いてしまうと、一見運がなさそうに思いがちですが、そのあたりは常識というタガを取ってみましょう。

 

まったく違う世界が広がると思います。

 

何をするにも資金が必要?

 

「店舗を賃貸したい」、「車両をリースしたい」…世間に存在するビジネスの追従をしようとすると、必ずそのような壁にぶつかります。資金集めの際、破産者であるという過去は、不利に働きます。

 

結果、事業プランが実行できず組織に勤める。しかし、性に合わない事や、不条理な事、特に『対価』という面についての不満は募るでしょう。

経営している時は、自分で采配できたものでしたが、それを他人に委ねなければいけない状態です。

 

「やはり自分でやるしか…」と考えてしまうのではないでしょうか。

 

そこで資金を手に入れようとダブルワークを始めたり、怪しい商売に手を出すなど、失敗に向かってますます突き進みがちです。

 

ちなみに『信用情報』というのは、何のトラブルも起こさなければ、最後に事故を起こしてから7年でなくなると言われています。金融的な時効です。これを過ぎれば、クレジットカードやローンなども組めるようになると言われています。

 

しかし、実際は『現収入』に影響しますので、結局のところ、現収入を上げるというのが近道です。

 

破産者ならでは

 

原則、破産者はキャッシュでしか取引できない身分です。

債権者に取り上げられた後のため、貯蓄もありません。

 

中途採用枠で入り込むとなると、収入は生活最低限です。元得意先などで実績を買われて就職すれば別でしょうが、この環境では貯蓄どころか、事業すら立ち上げられません。

 

なら、どうすればいいのでしょう。

 

資金のかからない事業を作り出すことです。

 

体と時間でできる事、または今、手元に残っている道具を使ってできる事を探しましょう。切り詰めた中で生まれたアイデアは、底辺モデルでのオペレーションとなります。

それは結果として、利益が出しやすいモデルになるのです。そう考えて、アイデアを出しましょう。

 

足りないものはOEMできないか検討する

 

昨今、全ての業務が切り売りされていると言っても良いくらい、時代は進みました。そのシステムをフル活用しましょう。実際に売上が立ってから、オーダーを入れるというスタイルでOEM、外注できる仕組みなら、当然ですが手持ちは必要ありません。

 

思い込みは不要

 

最後にまとめですね。

 

「手持ちがなくてはビジネスはできない」と言われますが、答えはノーです。できます。アイデアとそれを現実にするシステム、そしてそれを売り出す事のできる営業力という名の情熱。これがあれば、ビジネスは必ず形になります。実際、利益も出せます。

 

有名な事業家の方の中にも、自己破産者は割といます。犯罪歴を持つ人だっています。メンタル的な部分を自分から追い込まない事が、最も重要です。そして、周りの偏見や常識という名のローカルルールに縛られない事が大切です。

 

破産者だからこそ、見えるものがあります。

今まで培ったつもりだった人格的信用は、結局、金目当てだったと知ったり、社長社長と崇めるようだった社員たちの態度、親族、ご近所からの風評など、人間の本質という物を知るきっかけになります。

 

だからこそ、気づくのです。

他人の評価基準というのは『プロセス』ではなく、『結果=今』なのです。

 

いかに結果を上手に演出するか、これが破産者の新規事業立ち上げには最も重要なのではないでしょうか。

 

あくまで、私見ですので他の意見もあると思いますが、私はこのように再起、そして、無借金で年収2千万という数字まで達成しました。

 

同じ破産者である、またこれから破産しようかという経営者の方々に、破産は終わりではないというメッセージも込めて、今日は記事にさせてもらいました。

 

新型コロナによる経済的なダメージも大きくなるでしょう。破産という言葉に目を向けなければならない方も増えると思います。皆さん、頑張り過ぎないでくださいね。