2022年11月11日、
仮想通貨の通貨交換所の大手FTXが破綻しました。
通貨交換所の役割は、円やドルなどと仮想通貨を交換することです。
そう考えると、
大手の交換所が破綻するのは穏やかではないはずです。
前回、仮想通貨についてまとめました。
FTXの破綻が、仮想通貨の価値や仮想通貨のこれからに
どんな影響を与えるのか考えました。
FTXの破綻経緯
2022年11月6日にFTXが発行している仮想通貨(FTT)を、
仮想通貨交換業者最大手のバイナンスが売却しました。
FTTの売却には、いろいろな議論があるようです。
仮想通貨交換業者の最大手のバイナンスが、
競合の立場にいるFTXのFTTを全て売却しているので
さまざまな憶測が起こるのは納得です。
これにより、FTTならびにFTXの信用不安が一気に広がりました。
その結果、FTT価格が暴落して、FTXへの出金が殺到していく。
顧客の返金に応じられないFTXはバイナンスに救済を求めました。
バイナンスも一時は買収の方向性で話を進めはしたものの、
FTXのデューデリジェンス(企業調査や価値算定)の結果で
買収を取りやめました。
その結果、FTXの破綻が決定的となりました。
FTTの価値は98%ダウン!
FTTの価値は2021年9月では8,700円以上でした。
これが、FTTの最高価格でした。
そこから、1年2ヶ月後の22年11月のFTTの価値は、
なんと
なんと
200円以下です。
価値は98%ダウンしたことになります。
これをみて、仮想通貨への怖い面の表れのようにみえます。
FTXの破産の影響
FTXは顧客から160億ドル(日本円で2兆2千億円強)の預かり資産が
あったと報道されています。
その会社が破綻したのは、驚きです。
バイナンスのCEOは、FTX破綻は08年のリーマン・ショックと同じで、
連鎖破綻を警戒すべきという考えを示しています*。
*日経新聞「FTX破綻、仮想通貨で過去最大 世界に影響連鎖も」
これからの仮想通貨に注目
仮想通貨は、どうなっていくのか。
仮想通貨で最も知名度が高いビットコインも、
FTXの破綻から価格は減少しました。
しかし、その下落率は約10%と限定的という見方もできます。
先はわからない、それが今の現状なのではないでしょうか。
仮想通貨は、良くも悪くも価格が大きく動く投資です。
動きが読めないから投資する、と言う発想もあります。
これから不景気になることが予想される現状で、
現金は大事です。
投資するなら自己責任
投資をするなら、よく勉強して理解できるものを選びたいです。
そう思います。