自己破産経験については、ブログで多く書いてきました。
今回は、自己破産を簡単に、自分の経験を踏まえてご紹介するのと共に、その後どうやって日常を取り戻せるかについてご紹介します。
破産をすると気分が落ち込んだり、検討している段階から日常の生活に戻れるか不安な場合があるでしょう。
破産などについて先に知っておくことで、希望を持つことができるかもしれません。
日常は案外変わらないことも多い
まずは簡単に自己破産をはじめとする破産の手順についてご紹介しましょう。
借金がかさみ、支払いが滞り始めたら、まずは弁護士に依頼をします。
予算が気になって尻込みする方もいるでしょうが、近年借金がある方向けの返済方法などを取り揃えている弁護士事務所は多いです。
無料相談で斡旋してもらうことも可能ですから、尻込みせずに相談に行きましょう。
弁護士とは、支払い能力の有無や月々どの程度お金を使ってしまったのかについて詳しく聞かれます。
その後、裁判所に申し立てをするまでの間に月々の支出を管理したり、弁護士事務所に支払いをすることで支払い能力の有無を試された後、裁判所から申し立て受理を受ければ破産手続きが完了します。
破産手続きが完了すると、官報に名前と住所が載り、破産したことが認められます。
自己破産の場合は支払う必要が免責されます。
その他個人再生などは、毎月支払う額が決められ、3年~5年の間に支払って完了します。
自己破産の場合は、家財や車が差し押さえられることはありますが、それ以外で生活が大きく一変することはありません。
個人再生も同様です。
破産手続きをすると、信用情報に事故情報が記載されることで消費者金融や信販系、銀行系の融資が受けられなくなります。
また、携帯代金を分割購入できない、車のローンが組めないなど、一定期間以上ローン関係が組めなくなる点以外は、通常通り生活ができます。
仕事に関しても、基本的に通常通り仕事ができますし、会社の人にばれるリスクも高くありません。
私も自己破産をした時は、会社の人にばれるのを恐れていたのですが、支払えなくなって会社に電話がかかってくる可能性もなくなったので、とても快適にストレスなく過ごせました。
そう言った意味でも、早めに対策を取ることで精神的な負担からも守ってもらえます。
一度自己破産をしたらもう普通の生活には戻れない……
そう考える人が多いのも事実です。
実際に私も、破産するまで同じように考えていました。
しかし、一定以上の縛りは発生するものの、破産後も普段通りに生活が可能です。
少し質素な生活になる可能性はありますが、概ね快適に過ごせます。
くるしくなったときは、一度破産の道を検討してみるのも、悪くはないと思います。