自粛自粛と窮屈な生活を強いられている中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言、などと言葉は非常に強く感じますが、その深刻さが伝わって来ない政府の雰囲気に苛立ちも感じているのではないでしょうか。
さて、自粛によって予想通り、経済が滞っています。当たり前ですが・・・
結果として、家賃、ローン、従業員への給料など、様々な支払い不能が起こり始めているようです。
現時点では、まだ序章と私は思っておりますが、今後、それは日に日に拡大していくことでしょう。
収入がなくなり、支出が払えない。どうしよう・・・
収入が突如絶たれたとしても、支出も一緒になくなるわけではありません。
要請から1か月が経過しました。当初から言われていた「十分な支援」という政策も一向に開始されません。
それでも日々は過ぎます。すでに借金が増えたという方も多いことでしょう。
政府やメディアの言っている数字や情報は、大衆の混乱や動きを避けるため、ある程度操作されたものが流れています。
しかし、このコロナウィルス騒動は、1か月、2か月で終わるものではありません。
1年は影響が続きます。
耐えられますか。
今が苦しい方のほとんどが耐えられないと思います。
では、耐えられないから働きに出たとします。
コロナにかかってしまったら・・・
丸1か月間の自宅隔離が待っています。重篤化してしまえば、入院という状況に陥るでしょう。ベッドが空いていなければ、命を失う可能性も高まります。
あなたの命をその借金やローンのために、かける必要がありますか。
答えはノーです。
払えないなら、なくしてしまえばいいのです。
それが、自己破産です。
体裁や人目が気になりますか。では、その人目の方々は、あなたが今、苦しんでいるときに、何をしてくれていますか。
何もしてくれません。自分を守るのは自分自身しかないのです。
最大のメリット
自己破産は、法律上で定められたルールです。
サッカーでいうと、オフサイドというルールを利用して、相手からボールを奪うオフサイドトラップのような物なのです。
法律は万人に対して平等です。
体裁など気にせず、使うべきだと私は考えます。
自己破産と検索をかけると、メリット、デメリットとよく語られていますが、はっきり言います。
デメリットはありません。
時代が変わりました。クレジットカードがなくても、デビッドカードやオンライン決済というシステムが存在します。
ローンが組めなくても、賃貸という形式で様々な物が手に入ります。
そもそも、ローンや借金のせいで苦しくなったのです。
それならば、しなければいいのです。しないで済む生活スタイルに変えればいいのです。
任意整理や個人再生など、ほかの手段を進められることもあると思いますが、自己破産の最大のメリットは、
早い変化=時間を取り戻す事
です。
どういうことかといいますと、例えば、残り10年間、月々15万の借金が残っているとします。
任意整理や個人再生では、総額は減りますが向こう5年間、月々5万円など、60か月程度の拘束が残ります。
それに加え、金融情報上はブラックリスト、信用なしの状態になります。
しかし、自己破産なら、免責になれば、手続き開始時点から帳消しなのです。
前述の方法と比べ、向こう60か月は、貯金に回す事も可能なのです。
どちらにせよ、社会的には信用を失いますが、中途半端に引きずる方法と、全てを捨てる方法では、これだけ未来に使える時間に差が出るのです。
いくらから自己破産をすべきか
これも自己破産で検索をするとよく出て来るワードですが、私としては下記の基準で検討するとよいと思っていますので、参考にしてください。
①借金総額より月収当たりの返済率
②支払期間
③それによって維持している物が今、必要かどうか
①ですが、50%を超えているようなら総額がいくらであれ、自己破産すべきでしょう。
弁護士や司法書士費用は、個人の自己破産なら50万~が相場です。その上、月額5万程度での分割払いには応じてくれます。総額が50万以上、返済月額が5万以上の方は、相談を始めましょう。
②については、3年以上あるようなら自己破産を勧めます。
任意整理や個人再生などの中途半端な手段で借金総額を減らしたところで、その後の返済中に何があるかはわかりません。
結局、苦しくなって自己破産・・・という手続きになると、弁護士や司法書士費用をまた支払うことになります。
借金苦で相談したのに、それこそ無駄の極みです。
③が一番難しいところです。
私自身は、物に執着がないため、上記2点だけにスポットを当てて検討できましたが、思い出や思い入れ、体裁などという執着があると難しくなります。
大切なのは、欲張らないことです。
「苦しいことから逃げ出したいのに、欲しいものは欲しい」というのはただの我儘です。子供でもその要望を言います。
割り切りましょう。社会に出て、経験を積んだ以上、自分の未来をしっかり考えてください。
今回、こんな記事を書かせてもらったのは、今後、コロナショックによる自己破産や倒産の相談が増えます。
迷っている間にずるずると苦しみを引きずらざるを得ない状態が来てもおかしくありません。
ですから、生きるか死ぬかと悩むほど緊急に苦しい方は、即行動に移しましょう。