任意整理と自己破産の違い

爆弾低気圧が通り過ぎ、春の匂いが強くなってきました。先日、市営公園で梅の木を見ていたところ、ウグイスがやってきました。花札を思い出す美しい光景でした。

 

昨年からコロナ、コロナで生きた心地がしませんでしたが、今年こそ、今までのように自由に動き回れる社会が戻って来ることを願っています。

 

さて、そんな中ですが、よく言われる任意整理と、自己破産はどう違うのか。今回はそんなテーマでお届けしたいと思います。

 

#自己破産

任意整理のメリットとデメリット

私としては、任意整理にメリットを感じないのですが、一応語りたいと思います。

メリット

  • 自己破産のように借金を帳消しにする訳ではなく、返済方法、期間の見直しや金利の交渉をする事によって、払って行く事ができる形を作り出せます。責任感の強い人は、帳消しに対して罪悪感があるため、こちらを選ぶ傾向があるようです。

はっきり言って、メリットはこれだけです。では、逆にデメリットを説明しましょう。

デメリット

  • 自己破産同様、信用情報はブラックリスト入りのため、新規借入はもちろん不可能になります。借金がなくなっていないのに、借入はできないのです。少しでも足りなくなったらアウトになります。
  • 自己破産と比べて、弁護士費用は少し安いもののしっかりかかります。その分は、借入できない中で家族や友人から借りるか、分割払いというリスクを負う事になります。
  • 返済が長期化するため、財源を担保しにくくなります。歳を取れば取るほど、失業リスクは上がるからです。

借入総額は減っていない上、上記によって負債は更に膨らんでいる状態になります。その後、収入を短期間で増やせる算段があるのでしたら止めませんが、返せなくなっている状態のため、債権整理を考えたはずです。

 

それにも関わらず、負債を増やし、新規借入ができない状況に飛び込みます。一時の罪悪感からの逃避のための手段は、いずれ間違いだと気づくと思います。

 

何故なら、浪費癖や博打癖など、個人の嗜好はそう簡単に変えられないからです。

 

我慢できたとしても、それがストレスとなり、他の発散方法を求めます。結果、再び返済不能がやって来ます。結局、自己破産するのです。

 

ここで自己破産する際に、再び弁護士費用がかかってきます。この時に皆さん、思うようです。

 

「あの時、自己破産しておけばよかった・・・」

 

こうならないためにも、弁護士に勧められるままに任意整理ではなく、自らの意思で自己破産を申請すべきだと私は思います。

二度目の自己破産を終えて

温かくなったり寒くなったり、この時期は三歩進んで二歩下がるなんて言われていますが、まさにそれを今年はしっかり感じさせてくれています。

 

さて、今回は前回説明しそびれていた二回目の自己破産について、詳細を紹介したいと思います。

 

二度ある事は三度あると言いますが、三度目はないようにしたいものです。

 

#自己破産

わずか5分で閉廷

開廷15分前に弁護士と合流しました。そこで段取りを確認し、5分前に法廷へ。ドラマやニュースなどで見かける法廷と比べるとコンパクトな物です。

 

所謂、検察官側に座る向かいの席には管財人、そして、裁判長席の横にはすでに書記官が座っていました。

 

挨拶交わし、無言の待ち時間が始まりました。時間になると、書記官が内線で裁判長を呼び出し、間もなく裁判長が現れました。

 

立ち上がり、頭を下げ、席に付きます。

 

「では、管財人の方から説明を」

 

促されるまま、管財人が資料を読み始めます。この資料とは、私の破産に至る経緯と、管財人によって調査された財産や負債、生活などについての報告です。

 

「多少、認識の甘さがあるにせよ、免責が妥当だと思われます」

「分かりました」

 

裁判長と管財人のそんなやり取りが終わり、裁判長が私を見ました。

 

「管財人の申し立ての通り、認識の甘さはあります。反省していますか」

「はい、二度と借入なんてしません」

 

裁判官の問いに、私はそう答えました。すると頷いた裁判官は、閉廷と声をかけ、一同立ち上がり、礼をしました。

 

あまりの速度に、私は呆気に取られていました。

 

「終わりましたね。問題がなければ、数日中に書面で通達があると思います」

 

弁護士はそう話しました。

 

「終わり、ですか?」

「ええ、終わりました」

 

私はあまりの速さに、終わった事を実感できずにいました。

 

「郵便物は明日からそちらに届きます。稀に間違えてうちに来たりもするので、その時は連絡させてもらいます」

「あ、はい。ありがとうございました」

 

近付いて来た管財人がそう声をかけて来たので、お礼を言いました。

 

二度目なので、何か言われるのかと思っていました。しかし、そこに触れられる事はありませんでした。

 

これが現実

実際、裁判はこんな物なんです。私の場合、揉める可能性の高い債権者に対して、そもそも負債を抱えないように生きている事も大きいのですが、損失として計上できる業界、しかも大手にとっては、破産は日常茶飯事のため、一般的な額では揉める事すらありません。

 

借金に悩める方は、ぜひ自己破産してください。とても楽になります。

2021年の抱負

かなり冷えますね。風邪など引いたりしていませんか。インフルエンザやコロナなどにかかり、重篤化していない事を願っています。

 

さて、延期されたオリンピックですが、果たして今年、開催されるのでしょうか。

 

私は無事、自己破産裁判を終え、免責されたため、晴れて無借金の身として、再び人生設計を考えているところです。

 

f:id:shikujiriblog:20201114144757j:plain

 

やはり借金という物がないと、安心して予定が組めますし、慌てて計画を実行する必要もなくなるので、ゆとりのある生活になります。

 

私の記事を見て、自己破産を決断した方はどのくらいいるのでしょうか。少し気になるところですが、今回は、私の2021年の抱負を書かせてもらおうと思います。

 

2021年上半期

 

抱負というのは、「●●したいな」などという漠然な物だと、何もしないで終わります。そのため、スパンを短くし、完結に表現できる大きさまで細分化した目的を持つ事が大切です。

  • 降水量、降水日が現在地より小さく、人口、事業所数が多い地へ移動
  • 執筆活動での収入倍増
  • 動画コンテンツや音声コンテンツアイデアの形成

上記のように、まず期間は三か月から半年程度に区切り、内容もその期間で可能である、またはあろう内容を拾い出す事で、明確にすることができます。

私は雨が大嫌いでして、雪も嫌いです。ですから、それらは少ないに越した事はありません。

住む地域というのは、変えるのは容易ではありません。ですが、住む場所こそ、全てに影響するのです。

そのため、落ち着く土地が見つかるまでは軽装のままというのを心がけています。

いずれは海外での生活も視野に入れているため、その他にも様々な要項はありますが、記載の三点が上半期の大きな目標です。

 

2021年下半期

 

  • 海外に支店を持つ(あるいは海外から日本に支店を持つ)企業での就業(または業務提携)により、希望国の就労ビザ取得の可能性の獲得
  • 子作り
  • 英語学習の再開

 

私は、寒い時期は暖かいところで、暑い時期は涼しいところでという我儘をベースにライフスタイル形成を目指しています。

また、これまでも海外への渡航、外国人との交流はありますが、まだまだ広げたいと考えています。

そして、上半期で立てた目標の下二つを達成する事で、海外での安定した収入源を得る事ができます。

それから、住みたい国を探して、そこと繋がりのある事業へ参画する事で二国間生活を実現させたいと考えています。

 

アホみたいな目標だと思われるかもしれませんが、やってみなければ分からないのが世の中です。やってみたいと思っています。

 

理想の生活は人それぞれ

 

私は様々な仕事、業務、環境、地域を体験し、そこで様々な人に出会い、情報を交換してきました。だからこそ、はっきりと見えたのですが、千差万別に価値観があり、理想も十人十色なのです。

「これが正しい」と自分の生きて来た中から、他人の幸せだと押し付けたところで、その人が幸せと感じるとは限らないのです。

まさに前回の記事で扱ったモラルと結びつくのですが、幸せという答えが明確に一つでない以上、それに合わせて理想の生活も変化するという事です。

 

夢を見るか叶えるか

 

私は自己破産をするような人間です。人によっては、失敗者のレッテルを貼るのではないでしょうか。

しかし、私はやりたい事はやって来れています。今日死んでも後悔はありません。自殺も考えるほど弱い人間ですし、他人の期待を裏切ったりもしてきました。社会規範を目指すような優秀な人間ではありません。

人生は一度きりです。泣いても笑っても一度です。我慢して生きても、悔いて生きても、楽しく生きても変わらないのです。我慢したから一日増える、悔いたから一日減るという事ないのです。

 

だったら、好きに生きたらいいと思うのです。他人の目を気にするより、自分の心に素直な方が幸せに生きられると思います。お試しください。

モラルと未来

2021年になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。私は近々、二度目の自己破産裁判に出廷です。現時点での状況的には、免責は間違いないと思いますが、予想外に裁判が長引かない事を願っている次第です。

 

そんな中ですが、今回は前回の記事で少し触れましたが、低下しているモラルについて語りたいと思います。

 

そもそもモラルとは何か。Wikipediaによれば、モラルとは『道徳』を指す言葉だとあります。

 

f:id:shikujiriblog:20201114141409j:plain

 

当たり前で引用したり、発したりしている言葉ですが、その意味そのものをしっかりと理解しているかと聞かれると、意外と理解していなかったりするものです。

 

そして、それらの変化が重なり続けて『未来』に繋がっている。私はそう考えています。

 

道徳とは

 

道徳(どうとく)は、中国の古典を由来とする観念であり、「」と「」という2つの考えからなる。道とは、人が従うべきルールのことであり、徳とは、そのルールを守ることができる状態をいう[1]道徳的規範(どうとくてききはん)や道徳性(どうとくせい)ともいう。倫理(りんり)はいくつかの意味をもち、道徳を表すことが多い。モラルとも称される。

 

上記はWikipediaより抜粋しました。ここからも分かる通り、明確な答えは存在していません。結局のところ、個々人の判断に委ねられているというわけです。

モラルの低下と叫ばれていますが、そもそもそのモラル自体が幼い頃から植え付けられた価値観に基づく物でしかなく、善悪すらも立場で変わるのがこの世界です。

 

一人殺せば殺人者、千人殺せば英雄

 

聞いた事があるかもしれませんが、人間という生き物は根拠を欲します。その根拠を示すに当たり、数字という概念への信頼度はずば抜けており、そういうインプリンティングを施されています。

今でいえばSNSのフォローの数が良い例でしょう。例え、モラルに反した言葉であっても、多数のフォロワーを保持し、イイネや拡散を数万、数十万と得た場合、これは世論としての力を持った言葉となります。

発言回数も増え、見聞回数も増えたこのネット社会において、モラルとはSNS上の世論数となり始めているのです。

 

本質的には低下ではなく変動

 

私もモラルの低下と表記しましたが、道徳という概念に上下はなく、あるのは変化、変動だけだと思います。

よって、本質的にはモラルの変動が起こっていると表現すべきではないかと思います。また、その変動の頻度が増え、昨日の正義が今日の悪になりかねない世界になっている事から、不安を覚えている人が増えているのだと考えています。

 

これらが作る未来とは

 

発言しない者は悪という世界になる可能性があります。

主張しない事こそ正義であった日本社会だからこそ、この変化が緩やかですが、世界はすでに、いち早く主張した者が正義となり、賛同者を集めた者が時代となっています。

その波は、昨年のコロナによって大きくなり、今年はますます過熱するのではないかと考えています。

 

職業、生き方、全てに変化

 

結果として、それは生き方や道徳を変え、それはニーズを変え、職業を変える。全てを変化させていくことでしょう。

これらの流れを完全に読む事は不可能ですが、自分の近く、知る世界の小さな変化を読み解く事はできるかもしれません。

それをSNSなどで発信する事で小さな起爆剤となり、世界を覆う大爆発となるかもしれません。

これまでも、そういった化学反応は起こっていましたが、加速し続ける波はもう止まる事はないほどに大きくなりました。

 

法改正は後手を踏む

 

変化の速い世界に、法は追い付けないでしょう。結果、無法地帯化が進んでしまうと思います。

いかに自分や家族、仲間の身を守るか。私たちの知識、戦略がダイレクトに試される世界になったのです。

便利にしようとし過ぎた結果、弱肉強食という生物の原点に戻ってしまったわけです。

 

国が、法が、会社が守ってくれる。そんな時代は終わるのです。準備はできていますか。

2020年を振り返って

もう今年も終わりますね。皆さま、今年はどんな年でしたか。私は、あまり良い一年ではなかったのですが、悪い一年でもなく、色々と整理を付けた年だったように思っています。

 

本来ならオリンピックイヤーでした。もし、オリンピックが開催されていたなら、この年末はどんなニュースが流れ、経済はどのようになっていたんでしょうね。

 

そう考えると、まさに誰にとっても今年は『新型コロナウィルス』な年だったのではないでしょうか。

 

f:id:shikujiriblog:20201114112132j:plain

 

昨年の大みそかに筆を執ったこのブログですが、気づけば1年です。果たして、私の意図した通り、借金に苦しむ人たちへ情報提供できていたのか。そして、読んだ人が参考になったのか。

つたない文章のため、分かりにくい点も多々、あったかと思いますが、読んでいただいた皆さまの幸運を祈らせていただきます。

 

ザ・コロナ・イヤー

 

私にとっても、今年はコロナイヤーでした。年始にバイトを予定していたのですが、コロナの影響で白紙になりました。

他にも、現在住んでいる地域の仕事ががくんと減ってしまいました。緊急事態宣言で、経済が縮小、停滞してしまい、本来は期間バイトやパートが欲しい業種も軒並み募集がなくなっていたのが印象的でした。

 

2度目の自己破産

 

コロナがなければ、していなかったと思います。それによって、私自身の気持ちが滅入ってしまった事もあり、また、二度目の自己破産という壁の高さが知りたいという好奇心もあり……正直、もっと早くしていれば良かったと思っています。借金苦の方は、早めに手を打っておきましょう。

 

失敗、成功の定義

 

よく失敗だ、成功だと聞きますが、この言葉が成り立つ物は『答えが決まっている』場合だけだと思います。

人生に答えはありません。従って、成功もなければ、失敗もないのです。

金を持てば成功者、などと持てはやしますが、実際に持っているかどうかを確認するすべはありますか。ありませんよね。

年収1億あったって、借金が20億あったら本当に豊かなのでしょうか。

そういう内訳を知る事はできません。ですから、成功も失敗も、その言葉を口にしている人にとっての定義でしかなく、社会全体の定義ではないのです。

だから、安心してください。あなたが正しい、これで良いと思える状況、答えを出しているのなら、それを成功と呼んでも良いのです。

例え、借金苦だろうと、自分に自信をもっていればそれは成功と言えるのです。

 

多様化という無法化が加速した年

 

今年は、多様化という言葉を元に無法化が加速した年のように感じました。これまでも、多様化、平等、自由という謎の定義を元に、社会は全てを許容する世界を目指して進んでいました。

しかし、その結果、多様化という名目で差別や区別、対峙が増えただけであり、平等という言葉を盾に、自由という無責任で無モラルな独善的価値観を振りかざす輩が増えたように感じます。

SNSという無法地帯を、権力者たちまで利用を始め、集団で人を蔑んだり、差別主義者だと攻め立てて、そういった者を差別する事を促進する活動家の姿。声が大きければ正義というフォロワー数社会での発言合戦。

便利や快適を求めた結果、不便で不快な世界が出来上がっています。

 

グローバル化の実感

 

他にコロナによって痛感したのは、世界が繋がっているという事実ではないでしょうか。ありとあらゆるものが、一つの国家だけでは成り立たないほど、密に絡み合っている。そんな事を実感させられた一年でもありました。

引っ越しシーズンには、部品が届かないため、リフォームや建築が遅れてしまい、トラブルになっていました。ホテルや旅館では、外国人観光客の激減により、倒産企業の激増……日本だけで日本は成り立っていないという現実を突きつけられました。

 

まとまりない内容になりましたが、今年は全体を通して一言で言うなら、『学び』の年、だったのではないでしょうか。

それでは、良いお年を……

取り返しのつかない答えを出す前に

コロナも相変わらず猛威を振るっている中、インフルエンザの流行も始まり、Go to キャンペーンによって各地で拡大を見せてようですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

2020年。今年は本当に呪われているのかと思えるほどに、人類にとって不運な年のように感じます。世界中が同時に流行病にかかるなど、人類の滅亡の序章でも始まっているのかと思えるほどです。

 

こんな状況、そしてこんな環境です。その上に、借金苦がのしかかったら人はどうなるでしょうか。耐えられるのでしょうか。また、耐え忍び、未来に希望を見出す事ができるのでしょうか。

 

f:id:shikujiriblog:20201114104632j:plain

 

借金苦。そして、これまでの教育によって刷り込まれた価値観による自己嫌悪は、己の存在を否定したくなったりします。それは、自殺という答えを出したり、犯罪という形でフラストレーションとして発散しようとしたりします。

 

今回は、そうなる前に考え方を変えて欲しいという思いから、どうやったら考えが変わるのかを書かせてもらいます。

 

借金ではほぼ死なない

 

まず、前提として、日本社会ではよほど運が悪くない限り、借金では死なないことを理解してください。

なぜなら、殺人事件の検挙率は、日本は高いのです。軽犯罪は30%に満たない低い検挙率にも関わらず、殺人を含め、重犯罪検挙率は70%後半から80%台と高い水準を維持しています。

また、人命が絡む換金行為(主に保険)の制度設計がしっかりしているため、かなり賢くないと出し抜く事ができません。

この二つの点から、利益や金銭目的での殺人行為は割に合わないというのが大きな理由ではないでしょうか。

 

救済措置が豊富

 

日本は、生活保護など救済制度も充実しています。また、個人情報保護法がしっかり効いているため、そう簡単に情報は流出しません。流されたとしても、相手を告訴する事もできるでしょう。

また、社会全体が信用ありきで成り立っている事もあり、原則、履歴書や犯罪歴などを調べる習慣はありません。そのため、過去がどうであれ、今をしっかり生きていれば、自白しない限り、それまでの生活に戻れます。

もちろん、長く住み、根付いてしまった地域では、過去に話した情報からの推察や憶測によって勘繰られる事もあります。しかし、引っ越してしまえば解決する程度です。

 

恨みつらみは非効率

 

「●●のせいだ」「国が悪い」などと、誰かに自分の失敗や苦労の責任を押し付けて恨んだり、憎んだりしていませんか。

それは非常に非効率です。そもそも、今の生活が失敗だという認識自体、現代教育で植え付けられた価値観でしかなく、自分が生まれるずっと前にいた時の権力者が自分の価値観を押し付けただけに過ぎません。

辛いならその生活をやめてしまえばいいんです。嫌な仕事ならやめて転職すればいいんです。最悪、生活保護を申請すればいいんです。

 

誰かを憎んで殺したり、関係ない人から金品を奪ったりしたところで、時間の浪費です。もっと楽しめる事、楽しめる場所へ最初から行くべくでしょう。

 

1回目の自己破産は簡単

 

反省していない場合は別ですが、借金を辛いと感じ、もう借金なんてしたくないと思えるほどに苦しんだという方は、自己破産してしまいましょう。

全く恥ずかしくありません。それよりも、そんなつまらない事で自分の命を絶ってしまい、残った家族や友人を悲しませたり、犯罪に走ってしまい、家族や友人に迷惑かけてしまう方が恥ずかしい感じてください。

「自己破産なんて皆してる」「当たり前だからいちいち言わない」くらいの腹積もりにすると、不思議と罪悪感や自己嫌悪感も和らぎます。

 

はっきり言って、この世界は気の持ちようです。借金苦だって、通り過ぎれば、それより軽い苦労は何とも思わない免疫が付きます。流行病にかかったと割り切って、早期治療する事をおすすめして、今回は終了です。

借金による弊害

コロナの再流行が刻一刻と近付いている中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。今年も残すところ、後1ヵ月程度ですね。思い返せば、ちょうど今ぐらいに、過去の私は新しい借金をしました。この借金が現在の2度目の自己破産の最大の要因になったのですが……

 

当時の私は稼いでいました。そして、1度目の自己破産から、借金をしない生活が癖になっていた私は無借金でした。家賃を一年分先払いするほど堅実に生きていました。しかし、そのせいでやりがいを失っていました。ただ、金を浪費し、ただ生きる日々でした。腐っていました。

 

「このままではダメだ」と自分を奮い立たせる意味も込め、高級外車を残価設定型クレジットで購入したのが全ての始まりでした。大きなローンが組めるほどの社会復帰している自分の金融情報に嬉しくなって浮かれてしまったのもありました。

 

今思えば、これが全ての間違いの始まりだったのです。

 

f:id:shikujiriblog:20201111101613j:plain

 

今回は、無借金と借金まみれを繰り返している私だからこそ語れるであろう、借金による弊害について、ご紹介したいと思います。

 

借金のあるなしで変わる物

 

まず最初に語らせてもらいたいのは、借金のあるなしで変わる物です。一番は、気構えでしょうか。次にそれを対価に手に入れた物による便宜性の向上や優越感が来るのではないかと思います。

 

博打や株、為替などの瞬間瞬間で大きく動くマネーゲームをしない限りは、よっぽどのことがなければ、基本的に借金とは必要ないのです。

何故なら、車にせよ、不動産にせよ、現金で購入できるまで貯めてから手に入れればいいからです。

 

ローンという名の借金をしてまで、新車である必要がありますか?持ち家である必要がありますか?

 

否。正直、ないのです。リユース業界がこれだけ成熟している先進国です。中古でよければ、ピンキリで売っています。現在の貯金で買える物や数年越しで手に入れる事ができる物も多いでしょう。

 

貯金、キャッシュを貯めてからではダメなのか?

 

否。貯めてからでいいんです。しかし、それを良しと思っていない人たちがいます。各産業の大手企業たちですね。

貯金できる、キャッシュで大きな買い物をできる高所得者は、すでに必要な物を揃えてしまっていて売り上げになりにくく、更に言えば人口に対しての分母も小さい。

逆に、分母の大きい低所得者の貯金を待っていてはいつ売上になるか分かりません。低所得者も今欲しい物を手に入れたいと思っています。その間に、金融業界が仲立ちすることで利益を得るシステム、それが借金です。

 

借金というシステムこそ呪縛

 

正直、このシステムがなかったら、日本は破綻するでしょう。何故なら、日本の企業の8割は借金で回っていると言われているからです。要するに、実際に利益だけで回っている優良な企業はほとんどないという事です。

それに加えて、国も毎年借金を増やしているのです。すでに借金は、なくてはならない物になってしまっているのです。

 

この負のスパイラル、呪縛から抜け出す方法は、意外にも気付かない人が多いのですが、『たくさん稼ぐ事』ではなく、『キャッシュのみで暮らす事』です。

 

心が貧しくなる

 

借金の一番の弊害は、これに尽きます。人の成功を妬んだり、人の物を欲しがったり、とにかく、借金をするとマネーという概念に縛られます。借金の苦しさに比例して、その拘束力は上がり、身動きが取れなくなります。全てをそれを中心に考えなければならなくなります。

 

本当にそんな生活を望んでいたのでしょうか?

 

2度の破産をしている私がいうのもどうかと思いますが、だからこそ言いたいのです。

 

借金は百害あって一利なり

 

借金も財産のうちなどとプラスに見せる言葉も多くありますが、実際はただの呪縛でしかありません。今、苦しんでいる人はすぐに破産などで解消の手続きをしてくださいね。

『二度目』の自己破産続報

アメリカ大統領選挙もバイデン氏優勢で進んでいる中、トランプ節が火を噴いています。個人的にはトランプ氏を応援していたのですが、このところの彼の行動や言動を見ていると、アルツハイマーが始まっているのではないだろうかと感じています。どちらが当選するにせよ、高齢な大統領です。あまり、変革は期待できないでしょう。

 

さて、以前の記事でご紹介していました『二度目』の自己破産なのですが、進捗報告をしたいと思います。

 

自己破産自体の情報はあちこちで見かけますが、二度目というのは見かけませんので、参考になればと思います。

 

f:id:shikujiriblog:20201111092102j:plain

 

二度も破産するとか大丈夫かこいつ……という意見もあると思いますが、こういった者もいるのだから、それに比べれば……と上から見下して安心していただければと思います。

 

裁判の日程決定

 

裁判所へ資料の提出を終え、管財人への費用(約22万円)の納付を済ませたため、日程が確定しました。1月中旬となりました。

トータルコストで約56万円となりましたが、これ以上の費用はかからない段階です。

 

少し前に郵便物にて、管財人の決定と裁判日程の案内が届きました。費用を納付してから約3ヵ月後くらいにセットされるようです。これに関しては、裁判所の混雑具合などの地域差はあると思います。

 

管財人と打ち合わせ

 

その後、弁護士より管財人の案内があり、管財人を担当する弁護士より電話が来ました。そして、打ち合わせの日程を組み、実際に面会して事情聴取されます。

 

原則として、管財人の要請に応じる事、財産調査等に協力する事が前提での話し合いとなります。そして、仮に虚偽の報告や隠していた財産処分などを行い、発覚した場合は、免責にならない旨などの説明を受けます。

 

簡単に言えば、事実を話せば済むのです。しかし、計画倒産や財産隠しのための破産の場合は、いろいろ隠さなければならない事実が露呈します。それを防ぐためのシステムですので、本当にお金がなくて破産の場合は、何も隠す事なく、全て話して助けてもらいましょう。

 

郵便物等破産者名義の物は全て管財人の手へ

 

管財人と最初の電話で説明されますが、郵便物や宅配など、破産者自身の名義宛の物は、全て一旦管財人の手へ渡ります。これも、資産隠し対策ためかと思いますが、この段階でも逃げる方がいるそうで、夜逃げ対策でもあるようです。

 

せっかく費用も支払ったのに、逃げても仕方ないと思うのですが、逃げる方はきっと資産隠しをしている人なのでしょうね。

 

なお、同居の家族や恋人、友人宛の物は届きますので、何か郵便や宅配を依頼する場合は、破産者以外の名義にするといいでしょう。

 

また、管財人の所在地が遠方の場合は、切手を預けておくことで転送対応はしてもらえますので、その辺りはフラットに相談すると良いと思います。

 

裁判が終わるまでは原則引越は控えるべき

 

弁護士や管財人から説明されますが、裁判が決まった段階での引越は、弁護士を通して裁判所の許可が必要となります。これも逃走防止のためらしいのですが、この段階で逃走する意味が私には分かりません。

 

手続きに手間はかかるようですが、事情があれば引越は可能だという事です。

 

二度目という事で

 

「分かっていると思いますが」という展開が多かったです。分かっていなくもありませんが、基本的に『7年以内に免責を受けていない』事が、破産する条件に入っていますので、少なくても8年以上過去の記憶のため、断片的にしか覚えていません。しかも、それだけの期間があれば、法が変わったり、慣習が変わったりしていたりもしますので、新鮮な気持ちです。

 

そして、管財人に関してはあくまで裁判所に雇われているため、弁護士に比べると辛辣な言葉をぶつけられたりもします。もちろん、担当する弁護士によるとは思いますが、今回の私のケースの場合、たぶん世代も近いせいもあり、女性弁護士だったというのもあるのでしょう。結構、とげとげした言われ方をしました(笑)

 

彼女には、私は『ろくでもない男』として映っている事でしょう。事実なので、否定はできませんが……

 

という感じで、進捗のご報告でした。

あると便利なもの

年末も見えて来ました。今年のGDPはとんでもない数字をはじき出していると思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

リストラ、自主退職など、下がった売上をカバーするために大中小限らず、企業は経費の削減に走っています。失業、転職をよぎなくされた方も多いのではないでしょうか。

 

『テレワーク推奨』と言っても、最終的なエンドユーザーが人間である限り、実空間での作業は必ず発生します。テレワーク化できるビジネスは、元々人口分母が低い業種ばかりです。

 

果たして、これからどのように働いていけばよいのでしょうか。

 

などと考える私でしたが、とある予言を思い出しました。ノストラダムスから始まり、マヤ歴の最終日などと、人類滅亡説は常に私たちを取り巻いておりますが、今年の現象はまるで聖書に描かれた終末預言者たちが語る終焉を感じさせるような状況です。

 

・独裁者による混乱

・異常気象の蔓延

・洪水、震災など天変地異

・疫病の流行

 

私は無宗教なので、いろんな宗派から情報を取り入れて、自分なりの解釈でこの世界という物を見つめているつもりですが、一番近いのは、神秘思想家のアドルフ・シュタイナーかなと思っています。

 

と、壮大な書き出しになりましたが、今回は滅亡に向けたものではなく、滅亡しなかった場合、生き続けるために、自己破産者が持っていると便利なものをご紹介したいと思います。

 

f:id:shikujiriblog:20200809162746j:plain

 

自己破産者は、持てるものに一部制約がかかりますが、基本的には一般と何ら変わりありません。そして、そのレッテル期限は約7年と言われています。その理由は、公的書類保管期間だと思います。

 

もちろん、収入が広がれば、それよりも早く、ローンやクレジットカードを手に入れる事もできます。私も5年かかりませんでした。

 

必須はデビッドカード

 

これまでの記事でも何度も書いていますが、デビッドカードはネット社会になっている現代では、必須だと思います。

某コンビニチェーン銀行や某ネットショップ大手銀行でも作れます。どちらも使用するとポイントが付き、ステージによっては振込手数料免除回数が設定されたりなど、口座と連動していて便利だと思います。

 

今後はキャッシュレス決済、QRなどの支払方法も普及すると思いますが、一度その口座へ資金移動しなければならないという手間があり、またその支払方法がクレジットカードだったりするため、デビッドカードは必須でしょう。

 

デビッドカードについての補足ですが、一応審査はあるようです。

しかし、自己破産者でも作れます。口座にある現金の幅でしか購入できないため、ほぼほぼ銀行側としてはリスクはありません。

ただ、ガソリンスタンドなど、一部店舗での支払ではクレジット会社との決済手順上、時差が起こったりするケースもあり、その場合、銀行側が信用貸しという形になりますので、審査があるのは仕方ないと思います。

 

スマホと携帯Wifi

 

どちらも新規契約時はクレジットカードの提出が求められるようになりました。手持ちのデビッドカードの種別にもよるのですが、使える場合があります。逆に口座振替は、支払不能者や未払請求が多すぎるため、取り扱い自体をしていないというキャリアも増えたようです。

 

とりあえず、このセットを持っていれば、現代社会において、特に困る事はないでしょう。自己破産者であっても、これが揃っていれば一般と変わらない目で見られると思います。

 

求人情報や趣味、教養、ノウハウ、ありとあらゆるものがネット上で、下手したら無料で落ちています。自己破産者は、以前よりもコストカットして生活を組み立てなければなりません。ローンや借金という、利益の先採りができないからです。

そういう観点からも、スマホを軸にしたネットの有用活用は必須だと言えます。

 

以上三点があれば、後は収入を得る手段さえあれば、何とかなると思います。

 

転職して間もない、失業して半年などの悪条件が揃わなければ、借家は何とかなるでしょう。

敷金、礼金、保証金などの用意は大変でしょうが、住所を置ける、寝る事のできる場所の確保は、人生という荒波を戦う上で全ての人の前提条件なので、省きました。

 

たった3つです。これがあれば、ある程度の水準までの生活は確実に取り戻せます。

今回はあると便利な物という事でした。

自己破産者のメンタルケア

長引くウィルスとの闘い……病みますね。『自粛』というだけで病むのに、『自己破産』というのは、それまでの暮らしが大きく変わります。

 

車がなくなり、家がなくなり、カードがなくなり、もしかしたら家庭もなくなっているかもしれません……

 

他人に知られる事ではないですが、本人はその事実を知っています。自己破産手続きを踏む方は、生真面目な方が多いです。

いい加減な人は、ほったらかしていても何とも思いません。催促が来ても気にしません。他人の目ももちろん、気になりません。

 

だから、その選択をしなければならなくなった生真面目な方なので、自身を責めているケースも多いのです。

 

そのため、大半の自己破産者も自己破産後に病みます。人によっては、他人から破産者だと見られているのではないかと、怯えてしまう場合もあります。

 

せっかく人生を立て直すために、苦しみから解放されるための手続きなのに、その後、頭を抱えていては上手くいきません。

 

今回は、自己破産者のメンタルケアを中心に、ご紹介したいと思います。

 

f:id:shikujiriblog:20200809081800j:plain

 

仲間や家族が破産した場合、どのように声をかければ良いのでしょうか。

また、自分が破産した後、罪悪感に駆られて辛い場合は、どうしたらいいのでしょうか。

 

その辺りを経験者として、語りたいと思います。

 

借金、破産という言葉を聞くだけで冷や汗が止まらなくなる

 

これは私の知人社長のケースです。生粋の営業マンとして、業界では名も知られた方でした。その手腕に協力者も多く、脱サラして独立後、多くの取引先を持ち、ものの数年で年商10億を超え、従業員も20人以上抱える社長となりました。

 

イケイケな社長でしたが、義理堅く、中元や歳暮も欠かさず出すような方でした。そして、お金で人の関係が崩れる事をよくご存じでした。だから、お金の面は几帳面でした。

 

それでも、何度も苦難がありました。

結果、10年目を前に倒産しました。

 

イケイケなだけに、周りからの反応も厳しい物があったのか、その後、彼は『借金』『破産』という言葉を聞くだけで冷や汗が出て、鼓動が早まり、めまいがするようになったそうです。

 

ワンマンで、弱みを見せない性格だった事もあり、その悩みも奥様だけが知っているくらい隠していたようです。

 

結果、そこから5年くらいは病院通いしながらの立て直しになりました。その間、かなり髪が減り、全体的に老けた印象を受けました。

 

それまで、病気とは無縁の方だっただけに、私も驚きました。

 

このように、自己破産をした方というのは、罪悪感や敗北感などで自分を責め、その結果、体調不良を起こすという事をまず、知っておいてください。

 

破産くらい、皆してるよ

 

大げさな話ではなく、人に言わないだけで、割と自己破産者というのはかなりの数がいます。そして、自己破産は罪ではありません

しないで成功できるのが一番ですが、かの大統領や有名な実業家も自己破産を経験しています。

ですから、破産=敗北という図式は間違っています

 

借金は苦しいです。真面目であればあるほど、苦しいです。苦しいから破産をするのです。

 

その苦しみを少しでも感じ取ってあげてください。たとえ、ルーズな人であっても、本当にルーズならば、自己破産という形を取ろうとしません。そのまま、ズルズルと先延ばしにできるのです。

 

そして、一番大切なのは、自己破産者の未来です。より良い未来のために、自己破産をしたのです。苦しみが増しては意味がありません。

 

ですから、破産は悪い事ではない、仕方がなかったという結論を共有し、振り返るのを忘れてしまうくらい、楽しい未来の話をしてください。

 

借金がなくなったから、これからは貯金ができるようになる、など、プラスの要素は探せばいくらでもあると思います。

 

今までの生活から失ったものに目を向けるのではなく、得られたものに目を向けてください。

 

それを共感できるのも、家族仲間身内の力です。

 

ただでさえ、病みやすい世の中です。自分の家族、仲間、身内くらいは大切にして、本当の意味で力になりましょう。